オランダ・ライン川・ウィーンの旅~マインツのシャガールとヴィースバーデンの珍しい鉄道と美しい温泉
オーバーヴェーゼルの古城ホテルでの朝食はシャンパン付きです。やっぱり、これじゃないとね。何故か、朝食ルーム内は日本人3組だけで占拠してしまいました。記念にご一緒した若い2組のかたを撮影させてもらいました。みなさん、これからドイツを旅することで、楽しい旅をお祈りしましょう。

オーバーヴェーゼルの駅からマインツ中央駅まで鉄道でライン川を遡ります。マインツでは、大聖堂とライン川を見て、いよいよ、ザンクト・シュテファン教会に向かいます。この教会にはシャガールのステンドグラスがあるんです。教会の扉を開けると、ブルーの光に彩られたステンドグラスの美しさにいきなり魅了されます。扉の前に立ちすくみます。ようやく、教会の真ん中に進み、内陣の珠玉のステンドグラスに見入ります。聖書の物語が題材になっていますが、細かい内容よりも、全体のイメージの美しさに惹かれます。1978年~1985年に制作された新しい作品で、その新しさ故に、教会空間での違和感もありますが、美術館と思って鑑賞したほうがふさわしいかもしれません。配偶者にはあまり好評ではありませんでしたが、こういう賛否両論も時代とともに変遷し、やがて、違和感なく、美に魅了される空間となっていくような気がします。saraiは単純に美しいと感じました。

マインツも堪能し、ヴィースバーデンに立ち寄ってきましょう。ヴィースバーデンでは、天気もまあまあだったので、町はずれのネロベルク登山鉄道でネロベルク山に登ってみました。ネロベルク登山鉄道は珍しい方式のケーブルカーで、水力で動いているんです。山上の車両に水を注水し、麓の車両からは水を排出することで、動力を得て、スムーズにケーブルでつながれた2両の車両が山を上下します。まあ、水の注水と排出の時間は運行できないので、ゆったりとしたものですが、のんびりした面白い鉄道です。それにこの鉄道は1888年開業ということですから、とても歴史あるものです。

ネロベルク山の山頂からはヴィースバーデンの街とその一帯のどこまでも続く大平原が見渡せます。眺めのよいレストランでゆっくりとランチをいただきました。
山を下り、ヴィースバーデンでのお楽しみと言えば、温泉です。カイザー・フリードリヒ温泉はユーゲントシュティール様式の美しい内装で、温水浴、サウナとすっかり、寛いだ時間を持ちました。この詳細は帰国後の詳細編でご紹介しましょう。ただし、もちろん、写真はなしですよ。
この後、バスでマインツに戻りました。明日もバーデン・バーデンで温泉を楽しみ、次はドイツを離れ、フランス・アルザス地方のストラスブールです。
そうそう、この後、深夜3時過ぎに起き出して、日本のリサイタル・チケットの購入です。秋のペライアの公演のチケット発売がこの旅の最中だったんです。ネットは場所を選びませんが時差はどうしようもなく、深夜でのネット販売になってしまいます。首尾よく、最上の席を確保できました。旅での懸案のひとつをクリア・・・しかし、寝不足。
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