オランダ・ライン川・ウィーンの旅~ストラスブールの絶景に感動!!
大聖堂に着いて、テラスに上る入口のドアを恐る恐る開けると、係の方が今日はOKだとのこと。2人分10ユーロ払って、テラスへの螺旋階段を上ります。エレベーターはないとのこと。ひーひー言いながらも、何とか一気に上れました。テラスは66mの高さです。この大聖堂は本来あるべき尖塔が1本だけしかなく、片側は1階建ての建物になっています。この尖塔と片側の1階建ての建物の間が屋上テラスになっていて、展望台のようになっています。ここからの眺めはかのゲーテも絶賛しています。ストラスブールの美しい街並みや遠くアルプスの山並みまで望めます。眺めに見飽きることなく、結構、長い間、テラスに留まっていました。

次は大聖堂の隣にあるロアン邸館に行ってみます。ここはマリー・アントワネットがルイ16世への嫁入りの道中でフランスに入って、初めての一夜を過ごしたところで、配偶者がとても興味を持っていました。大変、贅を尽くした建物で宮殿といってもよい感じです。
さて、今日の最大の楽しみの一つであるストラスブールの街を囲むイル川と運河とのクルーズ船に乗りましょう。ロアン邸館の前が船乗り場です。チケットを買おうとすると係のかたが今日は1日中、船は出ないというすげないお答えです。確かに船着き場にはクルーズ船は一隻も見当たりません。水位が高いので、船が出せないそうです。そんなー!! 楽しみにしていたのに・・・ブツブツ。仕方がないので、自分の足でイル川沿いに歩きましょう。幸い、今日は天気も素晴らしいしね。
昨日も歩いたプティット・フランスの地区にやってきました。今日はその先のクヴェール橋まで行きます。いやはや、これはラッキーでした。好天に恵まれて、絶景です。ヴォーバンの堰から眺めたクヴェール橋とその向こうの大聖堂の尖塔の美しさは例えようもありません。今回の旅で最高の美しい眺めです。ここからだけで、何十枚も写真を撮りまくりながら、景色を楽しみます。イル川の緑色の水面も美しいです。この素晴らしい景色を見られただけでも、わざわざ、ストラスブールまで足を延ばした甲斐がありました。フェルメールにこの眺めを絵にしてもらいたいと不可能な望みを思わず、抱いてしまいました。

別の角度からももう一枚。

さて、この旅で1日限りのフランス滞在もこのあたりで切り上げましょう。
これから、電車を乗り継ぎ、ライン川をまた遡ります。いったん、ライン川を越えて、ドイツにはいり、オッフェンブルクからICEでバーゼル、そして、バーゼルから、ちょっとライン川を離れて、ベルンに向かいます。ベルンでまた、クレーの名画と再会するためです。夕暮れの中、遠くに白く輝くアルプスを眺めながら、ICEは一路、ベルンへ。
今夜はベルンのホテルで一夜を過ごし、明日、クレーの絵画を鑑賞します。そして、チューリッヒに移動し、チューリッヒ歌劇場でオペラを鑑賞します。
↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!

- 関連記事
-
- オランダ・ライン川・ウィーンの旅~ベルンと言えば、やっぱり、クレー
- オランダ・ライン川・ウィーンの旅~ストラスブールの絶景に感動!!
- オランダ・ライン川・ウィーンの旅~バーデン・バーデンの温泉とストラスブールの素晴らしき大聖堂